非正規待遇格差について最高裁が初判断へ(弁護士:五十嵐亮)
弁護士の 五十嵐 亮 です。
同一労働同一賃金に関する「長澤運輸事件東京高裁判決」および「
非正規待遇格差 最高裁が初判断へ 4月に弁論 :日本経済新聞
この2つの事件は、正社員と非正社員の待遇の格差が違法かどうかが争われたもので、労働契約法20条が禁じる「不合理な格差」の線引きが争点となっています。
今回は、同一労働同一賃金についてみていきたいと思います。
同一労働同一賃金の問題は、平成28年5月に出された東京地裁判決(長澤運輸事
無期雇用社員と有期雇用社員の賃金の不合理な格差をなくすことを
政府も、「同一労働同一賃金」を多様な働き方を目指す「働き方改
その後、ハマキョウレックス事件、ヤマト運輸事件、日本郵便事件
これらの裁判例では、基本給の格差の他、各種手当(住宅手当、通
これらの格差が違法とされると、未払い残業代のように、過去の未
関連する記事はこちら
- DX時代における企業のプライバシーガバナンス(弁護士:古島 実)
- 偽装請負になっていませんか(弁護士:山田 真也)
- 「営業秘密の侵害」の内容と事業者として注意すべき点
- 今こそ下請法遵守を!(弁護士:角家 理佳)
- 知っておきたい広告表示規制の基礎知識(弁護士:渡辺 伸樹)
- パワハラ防止措置が義務化されました(弁護士:中澤 亮一)
- 18歳成人、親としてできること(弁護士:橘 里 香)
- 個人情報保護法の令和2年改正要旨(弁護士:中川 正一)
- 副業・兼業している者の労働時間管理が問題となった事例~大阪地裁令和3年10月28日判決(労働判例1257号17頁)~弁護士:五十嵐 亮
- 契約書チェックのコツ「秘密保持契約書」について(弁護士:下山田 聖)