マイナポイントについて(弁護士:山田真也)

1 マイナポイントとは?

 

皆さん、「マイナポイント」をご存じでしょうか?

 

「マイナポイント」とは、「マイナンバーカード」を使って予約・申込を行い、対象となるキャッシュレス決済サービス(=QRコード決済(○○Pay)や電子マネー(交通系のICカードなど)、クレジットカードなどのこと)でチャージやお買い物をすると、そのサービスで、ご利用金額の25%分のポイントがもらえるという事業です。(ただし、一人あたり5000円分が上限とされます。)

 

もともと令和元年10月の消費税増税をきっかけに「キャッシュレス・消費者還元事業」(=対象店舗において、登録されたキャッシュレス決済で支払いをした場合に、最大5%のポイント還元事業を受けられる事業)がスタートしましたが、同事業は令和2年6月までの期間限定の施策でした。

しかし、これに代わる形で登場したのが「マイナポイント事業」です。

マイナポイント事業は、令和2年9月1日より開始されており、令和3年3月末までの期間限定で行われます。

2 対象となるキャッシュレスサービスは、どのようなものがあるの?

 

上記で説明したとおり、マイナポイントは、「対象となるキャッシュレス決済サービス」でチャージやお買い物をした場合に、ポイントが付与される制度です。

そのため、普段、「対象となるキャッシュレス決済サービス」を利用されていない方にとっては、メリットを感じられる制度ではないかもしれません。

 

しかし、「対象となるキャッシュレス決済サービス」は、100種類以上(令和2年9月時点)に及び、例えば、PayPay、LINE Pay、楽天ペイ、メルペイ等といったQRコード決済系、Suica、ICOCA、PASMO等といった交通系のICカード系、その他各種クレジットカード系が対象となっています。

 

この記事をご覧になっていらっしゃる方も、これらのキャッシュレス決済サービスのうち、何かしらは、普段から利用されている方が多いのではないでしょうか。

3 マイナポイントをもらうためにはどのような手続が必要なの?

マイナポイントをもらうためには、大きく分けて次の3つの手続(ステップ)が必要です。

 

① マイナンバーカードの取得(ステップ1)

マイナポイントは、「マイナンバーカード」を使用した予約・申込が必要になりますので、今現在、マイナンバーカードが手元にない方は、マイナンバーカードを取得する必要があります。

 

令和2年10月1日時点で、マイナンバーカードの取得率は、全国で約20%程度にとどまっており(総務省ホームページ「マイナンバー制度とマイナンバーカード」より)、未だマイナンバーカードの普及は十分に進んでいない状況です。

今後、令和3年3月からは、マイナンバーカードが健康保険証としても利用できるようになる予定ですが、マイナポイント事業の目的の1つには、マイナンバーカードの普及という面もあると考えられます。

 

マイナンバーカードの取得は、大きく分けて「スマートフォン」、「パソコン」、「郵送」、「証明用写真機」の4つの方法で申請をすることができます。

詳しい方法は、「マイナンバーカード総合サイト」等をご確認ください。

 

なお、マイナンバーカードの取得は、申請から概ね1か月程度を要すると言われていますので、事業終了直前の申請は注意が必要です。

 

② マイナポイントの予約・申込(ステップ2)

マイナンバーカードを取得し、手元にマイナンバーカードが届いたら、次はマイナポイントの予約・申込を行います。

ここでいうマイナポイントの「予約」とはマイナポイント事業を利用するために必要となる「マイキーID」と呼ばれるIDの発行を指し、マイナポイントの「申込」とはマイナポイントをもらう決済サービスの選択等を指します。

 

マイナポイントの予約・申込に必要となるものは、①マイナンバーカード、②マイナンバーカード申請時(もしくは受取時)に自身で設定した数字4桁のパスワード、③利用したい決済サービスにかかる決済サービスID/セキュリティコード、の3つです。

 

これらの3つを準備しましたら、「スマートフォン」、「パソコン」でマイナポイントの予約・申込を行います。

詳しい方法は、マイナポイント事業のホームページ等をご確認ください。

 

③ 選択した決済サービスでチャージ・買物を行う(ステップ3)

 

ステップ2まで完了すれば、あとはステップ2で選択した決済サービスを利用してチャージ・買物を行うだけです。

利用した金額の25%(一人あたり上限5000円分)のポイントが付与されます。

ポイントは、選択した決済サービスに対応したポイント(例えば、PayPayであればPayPayボーナス、楽天ペイであれば楽天ポイント、SuicaであればJRE POINT等)がそれぞれ付与されます。

 

ポイント付与の対象となるのは、令和2年9月1日から令和3年31日までのチャージ・買物です。

 

4 マイナポイント事業ホームページ

マイナポイントについては、俳優の舘ひろしさん、お笑い芸人の飯尾和樹さん、女優の深川麻衣さんを起用し、マイナポイント事業ホームページにおいて、詳しい説明がなされています。

 

本記事をお読みになりマイナポイントにご興味をお持ちになられた方は、同ホームページもご参照いただければと思います。

 

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この記事を執筆した弁護士

弁護士 山田 真也

一新総合法律事務所
弁護士 山田 真也

一新総合法律事務所・長岡事務所所属。 2016年弁護士登録。

個人のお客様、法人のお客様を問わず、質の高い法的サービスを提供するよう心掛けております。 法的に見て難しい事案についても、「難しい。」で終わるのではなく、難しい中で何ができるのかを皆様と一緒に考えてまいります。

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