2017.12.1

サイバーセキュリティに関するガイドブックを無料で入手できます

WEB担当の萩原です。

 

東京都が先月、ガイドブック『中小企業向けサイバーセキュリティ対策の極意』を発行しました。

 

 

「サイバー探偵 冴羽 守(さいば まもる)」を主人公とするアメコミ風の漫画を交えて、サイバー攻撃に備えて中小企業が行うべき対策や、事故が発生したときの初動対応についてわかりやすく解説されています。

 

B6サイズ・200ページの冊子の配布先は残念ながら東京都内限定となっていますが、東京都産業労働局のウェブサイトから全てPDFでダウンロードすることができます。

 

中小企業のみなさまの中には、サイバー攻撃の対象になるのは大企業だから、自分たちには関係がないと考えていらっしゃるかもしれません。

しかし近年では中小企業をターゲットとしたサイバー攻撃の数が増えているといいます。

 

中小企業は大企業と比べてセキュリティ対策が遅れていることが多いことから、中小企業を「踏み台」として大企業が持つ機密情報にアクセスするようなケースもあるそうです。

 

 

このガイドブックでは、ケーススタディとして、中小企業がサイバー攻撃のターゲットとなったいくつかの事例が紹介されています。

 

「サイトがハッキングされて顧客のクレジットカードの情報が流出し、サイトを無期限で停止することになってしまった」

「インターネットバンキングで不正送金され、残高がいつの間にかゼロになっていた。銀行は賠償に応じてくれない」

「大切な取引先に社員からウイルスメールが送付された。丁重にお詫びをして事なきを得たが、あやうく取引停止になるところだった

 

いずれも中小企業の経営者様にとっては背筋が凍るような事例なのではないでしょうか。

 

 

セキュリティ対策は今や中小企業を含むあらゆる企業が絶対に取り組まなければいけない課題です。

対応を誤り、大規模な漏洩事故が発生すれば、個人や取引先の企業に対して莫大な損害賠償責任が生じかねません。

 

事務所では、情報漏洩を発生させないための契約書の作成や所内研修、そして万が一漏洩事故が起こったときの対応を弁護士が行うことができます。

 

残念ながら当事務所に「サイバー探偵」はおりませんが、IT・セキュリティの分野で豊富なセミナー講師の経験を持つ弁護士が在籍しております。

まずはご相談にお越しください。