2017.10.31
『予想どおりに不合理』で行動経済学に入門
WEB担当の萩原です。
少し古いニュースですが、行動経済学者のリチャード・セイラーが今年のノーベル経済学賞を
私はセイラー教授の実績については何も知りませんが、約10年前
行動経済学は「経済学と心理学」とも呼ばれており、近年注目され
伝統的な経済学は、自らの効用を最大にするための経済活動を行う
ホモ・エコノミクスは自分の利益の最大化を追及するために合理的
しかし人間は必ずしも合理的ではなく、むしろ不合理な行動をとり
『予想どおりに不合理』は、人間は生来「不合理」なものであり、
たとえば私たちは、友人からの頼まれごとなら頑張るのに、安い報
これは、人間が「社会規範」と「市場規範」という2つの規範が入
社交性や共同体の必要性といった価値観が優勢な「社会規範」の世
しかし、報酬が発生することで、一転して「支払った分に見合うも
考えてみれば、私たちが抱える人間関係のトラブルの大半は、これらの2つの
たとえば「職場」は、まさに社会規範と市場規範とが熾烈に交錯する
では近所づきあいはどうだろうか、恋愛関係は、家庭は…と考えて
人間が独りの時間を必要としたり、芸術活動に没頭したりするのは