法律問題を抱える顧客に対し当事務所を案内したことで、顧客満足度の向上を実現した事案
<相談前>どんな事で困っていたのか
当事務所と顧問契約を締結している不動産仲介業を営む株式会社からのご相談です。
相談会社自体の問題ではなく、同社に対して、所有不動産(一軒家)の売却を依頼しに来た個人の方に関するご相談でした。
その方は、住宅ローンの支払いに窮し、相談会社を訪問したのですが、住宅ローンのみならず、その他にも多額の負債を抱えていることがわかり、債務の問題について根本的な解決が必要と考えた相談会社の担当者の方が、当事務所への相談を進め、お連れいただいたものです。
<相談後>状況はどのように変わったのか
弁護士は、個人の方から債務の状況を聞き取り、自己破産手続により債務の免責(免除)を得ることが必要と判断し、依頼を受けました。
自宅の売却に関しては、相談会社が仲介して売却を目指しつつ、売却先や売却価格の決定に際しては、自己破産手続に支障が生じないよう、都度弁護士が状況を確認し、適切にアドバイスをさせてもらいました。
最終的には、自宅の任意売却が無事に完了し、自己破産手続きも、自宅の任意売却が相当な価格でなされたことを裁判所に丁寧に説明した結果、比較的短期間で手続が終了する同時廃止手続により終了することができました(当然、個人の方は免責決定を得て、負債を免れることができました。)。
これにより、個人の方は、負債の不安から解消されて平穏な生活を送ることができ、弁護士を紹介してくれた相談会社に対しても、大変感謝されていました。
弁護士からのコメント(見解)
企業そのものの法律問題ではありませんが、顧問先企業様が、顧客が抱える法律問題を当事務所で解決させていただき、顧客満足度を向上させることができた事案でした。
顧問弁護士制度は、自社の法律問題の解決に資する以外にも、顧客満足度の向上に上手く利用できるケースや、従業員の方の福利厚生の一環となる場合がありますので、是非ご検討ください。
※なお、個人の方のご相談料は、当事務所にて定めさせていただいておりますので、当事務所ホームページをご覧下さい。