フランチャイズ契約の事例

<相談前>どんな事で困っていたのか

フランチャイザーの経営統合により、フランチャイジーが取り扱いたくない商品を取り扱うことになったり、店舗のイメージが従前と大きく変わったりとしたために、フランチャイズ契約からの離脱を希望していました。

自身の意に沿わないフランチャイズ契約を継続することとなり、かつ、当初の契約と異なる商品の取り扱いをすることとなったために、フランチャイジーとしては金銭的な補償を求めたいという点も希望されていました。

<相談後>状況はどのように変わったのか

交渉が奏功しなかったために、民事調停を申し立て、過去のフランチャイズ契約書と現状との矛盾点を整理し、フランチャイジー側の経営統合前の事業に対する熱意を伝えることで、フランチャイズ契約を合意解約するとともに、フランチャイザー側からフランチャイジー側に対して一定程度の金員の補償をすることで調停成立となりました。

弁護士からのコメント(見解)

フランチャイズ契約に関する問題の中でも特異な問題となったものと考えますが、経営のノウハウや魅力的な商品の販売を動機に持ったフランチャイジーの方からすれば、何としてもフランチャイザー側の対応には抗いたかった件であったと考えます。

粘り強い交渉もあり上記のような結果が得ることができた事案です。