AI時代の憂鬱

WEB担当の萩原です。

 

事務所の業務で、ときどき弁護士から英語の翻訳作業を依頼されることがあります。

 

先日、私が和訳した文章の原文を弁護士がGoogle翻訳にかけたところ、2つの結果がほとんど同一だったのというので驚きました。

少し前まで、機械翻訳は実務に耐えられるようなクオリティではなかったからです。

 

Google翻訳は今年の初めにAI(人工知能)を取り入れたことで精度が大きく向上したそうです

 

 

以前、NHKのドキュメンタリー番組で、人工知能を人事評価に取り入れた海外の先進的な法律事務所が紹介されていました。

 

若手の弁護士が事案を読んで、人工知能が選んだ判例と同じものを類似の事案として選択できなければ低評価というわけです。

弁護士のような専門性の高い業務でも、人工知能と人間の逆転現象はすでに起こっているのです。

 

全人類の知能を結集してもかなわないコンピュータが生まれる、いわゆる「シンギュラリティ」の到来は2045年と予測されているそうです。

 

人間知能が人間を凌駕する時代に、自分ができることは一体何なのだろうか…などと考えながら夕日を眺めたりするこの頃の私ですが、少なくとも翻訳家に転身するのはやめておいた方がよさそうです。